目次
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「子どもに『死ね』って言われた…」
「どういう対応するのが良いのかな?」
例えふざけていたとしても、とても傷つきますよね。
でも、どう伝えるのが良いのか迷うのではないでしょうか。
そこで今回は保育士歴7年の私が実体験をもとに、まとめていきたいと思います。
この記事が、子育てで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

なぜ子どもが「死ね」というのか
テレビやYouTubeの真似をしている
3歳~6歳だと、言葉の意味を理解せずに使っている可能性があります。
なんとなく、悪い意味だと分かっていても、それがどれだけ重い言葉なのかわからないのです。
特に戦闘アニメが好きな子は、決め台詞のように使っていることもありました。
例えば、「死ねぇええ!」と言いながらビームを出すみたいな…笑
ネガティブな気持ちを上手く表現できないため
子どもは自分の気持ちが上手く言えないときに、不適切な言葉を使うことがあります。
それは中高生でも同じでしょう。
大人でも、自分の気持ちを正確に相手に伝えられないことがあると思います。
子どもたちは、大人にどうにかしてモヤモヤを伝えたい、でもできない。
そういった時に、自分が知っている中で一番悪い言葉を言います。
年齢別:死ねと言われた時の対応まとめ

3歳~6歳ぐらいの子がふざけて使っている時
一番のポイントは、感情的に叱らないことです。
まずは丁寧に、「『死ね』という言葉は悲しい言葉だよ、言わないでほしいな」と伝えていました。
そして、別の言葉に言い換える提案も大切です。
例えば、「代わりに違う言葉で言ってみようよ!例えば戦いごっこなら『スーパービーム!』とか」など、具体的に伝えるのが良いでしょう。
5歳以上の子が意味を理解して使っている時
まずは、何故そういうことを言うのか、子どもの気持ちを聞いてみましょう。
本当に死んでほしいと思って言っている子どもはいないと思います。
自分の気持ちや、日々のストレスを上手く表現できないだけなのです。
そして、そういう過激な言葉の裏にはSOSが隠れています。
サインを受け取って、しっかり子どもと向き合いましょう。
どうしても大人が辛くなってしまったら、「そういうことを言われると悲しい」と伝えたうえでタイムアウトを取るのがおすすめです。
子どもの気持ちを考えながらも、大人の心も大切にしましょう。
自分だけで対応するのが難しい時

毎日一緒に過ごしていると、しんどくなってしまう時もありますよね。
その中で、「死ね」なんて言われたら心が折れてしまいます。
どうしてもつらい時は、担任の先生や地域の子育て支援センター、児童相談所を頼ってみましょう。
知っておきたい子育ての社会資源
お住いの地域の公式ホームページで検索すると、センターや事業所の連絡先が出てきます。
「〇〇市 子育て支援」でリサーチしてみましょう。
例えば、「東京都 子育て支援」で検索すると以下の情報が出てきました。
- シングルママ・シングルパパ くらし応援ナビTokyo ひとり親や、これからひとり親になる(なるかもしれない)方にとって必要な情報を、分かりやすく届けるポータルサイトです。
- 子供家庭総合センター 3つの相談機関(児童相談センター[福祉保健局]、教育相談センター[教育庁]、少年相談室・新宿少年センター[警視庁])を1か所に集約化し、子供と家庭を総合的・一体的に支援する拠点として「子供家庭総合センター」を整備します。
(都庁総合ホームページより引用)
子育てで悩んだ時は、一人で抱え込まず上記のような社会資源を活用するのがおすすめです。
私は地方に住んでいるのですが、地方にも似たような機関があります。
子育てで悩んでいる方は、ぜひご活用ください。
子育てで悩んだ時に読みたい本
『発達障害と人間関係』
子どものその暴言の裏には、発達障害が隠れていることも。
元々相手の気持ちを感じる取るのが苦手なお子さんもいます。
そして、著者である宮尾益知さんの記事もおすすめです。
『親子のための言い換え図鑑』
この本では、具体的に「余計な一言」と「わかりあえる一言」を紹介しています。
ついつい、忙しい時は子どもに強く言ってしまいますよね…。
もしかしたらその一言が引き金になり、親子トラブルに発展しているかもしれません。
日々の伝え方を工夫するだけで、子どもも親も生活しやすくなるでしょう。
『子育てのノロイをほぐしましょう』
「〇〇じゃないといけない」
気づかぬうちにそう思っていることって多いですよね。
そういった価値観を、こちらの本では「子育てのノロイ」と表しています。
一つ一つ、自分の中にあるノロイを解きほぐすことで、今までよりも子育てがしやすくなるはずです。
まとめ
今回は、子どもに「死ね」と言われた時の対応についてまとめました。
私が今までしてきた対応は、先生と子どもの距離感です。
それがもっと近い、親子の関係になると変わってくることも多いと思いますが、参考になれば嬉しいです。
また、子育ては悩みがつきものですが、どうか一人で抱え込まず誰かに相談してみて下さい。
最後まで読んで下さりありがとうございました😊